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【MELONオンライン体験者インタビュー #1】現役看護師が語る、”医療現場で活きる”マインドフルネス

久保様にインタビューしている時の画像

今回はMELONオンラインを体験された久保様にインタビューを行いました。

久保様は普段看護師をされており、ご自身がマインドフルネスを体験したことで生活や心境に大きな変化があったようです。

インタビューでは「お仕事のこと」や「援助者とマインドフルネスの関係性」、「日々の業務や私生活にどのような影響があったか」などを伺いました。

「訪問診療」と「訪問看護」を兼務する毎日

看護師のイメージ画像

ー普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか?

普段は看護師として、訪問診療や訪問看護をさせて頂いています。訪問診療と訪問介護は全く別の仕事で、その二つの部署の兼務となります。兼務をしているのは数名だというように聞いています。

ー兼務をされる上で大変なことなどはあったりしますか?

やはりスケジュール管理であったり、二つの仕事を覚えなければいけないということが大変です。二つは微妙に絡み合いながらも別の仕事なので、結局二つの仕事をやっているような感じなるんですよね。ただその分やり甲斐もありますね。

マインドフルネスに対する印象は「勝ち組の人の心理状態」だった

付箋に電球が書いてある画像

ーMELONのプログラムに参加される前には、マインドフルネスに対してどのような印象をお持ちでしたか?

あまり良く分からなかったんですけれども、「勝ち組の人の心理状態」そういった「満たされた人・全てうまくいっている人」の心理状態というイメージを持っていました。

ーそのイメージというのは、マイナスとプラスが混ざり合ったような心情ということでしょうか?

マイナスということはないですね。そこにたどり着いている人こそ仕事を一生懸命できる人達だと思っていました。例えば何かをやろうとして「いや、待てよ」と思わずに「よし、やろう」とやれる人というか。端的に言うと「満たされている」感じですね。

ストレスからアルコールに頼りがちだったプログラム参加前

缶ビールを開けている画像

ーこのプログラムに参加された感想を教えて頂きたいです。

私は「よく眠れるようになりたいな」と思って参加したんですけれども、一回の参加ですぐ「スッって」スッキリして眠れるようになったんですね。それ以降は「もうこれがあると眠れるんだ」という安心感で眠れている気がします。

また以前は切り替えが苦手で引きずる性格だったのですが「今ここに集中する」ということを少し学ばせて頂いて、嫌なことがあっても引きずらなくなりました。このプログラムに参加してから「引きずるのも嫌だけれど引きずっている自分も嫌だ」っていう負のループが無くなった気がします。

あとはアルコールでちょっと誤魔化していたんですけど、もうアルコールがいらなくなったんですよね。アルコールがないから次の日も頭がスッキリして仕事が捗るし、ちょっと痩せたと言われます。

ーアルコールはかなりの量を飲まれていたのですか?

そうなんです…強かったからどこまでも飲んでしまっていました笑

やっぱりイライラやストレスを家庭に持ち込むわけにはいかないし、子供たちには当たりたくないので、とりあえずアルコールを入れて機嫌を良くしていました。「帰ったら飲むもの」だったんですけれども、マインドフルネスを始めてからは飲む日の方が少ないです。

マインドフルネスが業務にもたらす「プラス」の効果

看板にgrow upと書かれている画像

ーマインドフルネスが日々のお仕事の中にどのように活きていますか?影響などはありましたでしょうか。

やっぱり前向きに考えられるようになったことですね。仕事をしているとカチンと来ることもあるわけですよ。でもそれを引きずらず、すぐ笑顔で「はい、次」と気持ちを切り替えて患者さんと接することができます。何より、イライラなどを家に持ち帰らなくて済みますしね。医療職者が笑顔の方が、患者さんは安心するんですね。その安心を与えられてるんじゃないかなって思ったりもします。

ー医療や福祉の現場において、「援助職の方のためのマインドフルネス」についてどう思われますか?

是非、みんなした方が良いと思います。みんなが満たされている方が、世の中は上手く回ると思うんですよ。自分だけ満たされているのではなく、みんなが満たされていることによって、周りにも相乗効果があると思います。「いい影響」を及ぼして、幸せになると思うので、みんなした方が良いと思います。

「医療はお互い様」被援助者とマインドフルネスの可能性

ー患者様や被介護者様、被援助者様にもマインドフルネスを知ってもらいたいと思いますか?

しないよりはした方が良いと思います。私たちが関わっている患者さんって、結構認知症が進んでいる方が多いんですけれども、中には(意識が)クリアな方もいらっしゃるんですね。やっぱり入院中っていうのは普段と違う環境ですごくストレスを抱えていると思うので、少しのことでイラッとくる、普段とは違うようなナーバスな気持ちになられていると思います。

その時に、マインドフルネスで少し切り替えて頂けたら良いんじゃないのかなと思います。そうすればより良い医療が提供できるのではないでしょうか。医療というのはお互い様で、私たちも頑張るけれども患者さんも頑張らなければいけないからですね。

「母親」としての立場から

女性が料理をしている画像

ー先ほどお子さんがいらっしゃると仰っていましたね。今MELONではマインドフルネスのプログラムを小中学校に提供しているのですが、そのことについてはどう思いますか?

とても良いと思いますね!

ーお母様の立場として、そのようなプログラムに参加させてみたいと思いますか?

思いますね。親として見ていて、やっぱりちょっと大変そうなんですよ。かわいそうだなとも思うんですね。スマホが登場したりとか、私たちの時とは違います。ほんの少し、私が経験した「切り替える気持ち」を、悩み多き小中学生が体験できるんだったらすごく良いのではないでしょうか。

ー家庭の中で、「一緒にクラスを受けてみようよ!」といった話は出たりするのでしょうか?

私はスマホで受けているんですけれども、横から娘が横から見ていたりはします。座禅を組んで息を吸うプログラムが結構好きなんですけれども、私がやっていたら、横でやっているという感じです。やろうと誘ったことはあんまりないです。

ー誘わなくても自然に入ってくるんですね!

はい、自然に入ってきますね。

マインドフルネスは安心をもたらす「お守り」

ー最後になりますが、今後もマインドフルネスを続けていきたいと思いますか?

はい、思います。やっぱりこれがあると「お守り」みたいな感じでですね、すごくありがたいです。あると思うと、安心する。そんな感じですね。

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娘さんととても素敵なご関係を築かれている久保様。日々「看護師」と「母親」の2つの役割を果たされている姿に、尊敬の念を覚えました。今回はインタビューにお答え頂き、ありがとうございました!