Why MELON
私たちのストーリー
Meditation + Salon Meditation + Salon = ME LON
空間をともにする。時間をともにする。人と人が出会うことで、温かさ、そしてコミュニティが生まれる。今、人間はバーチャルで誰とでも気軽につながることができますが、あえて同じ場所に集まることが、とても愛おしい。
MELONが目指すのは、 “メディテーションする場”をつくり、マインドフルネス・カルチャーを広めていくこと。本・アプリ・動画など、マインドフルネスを推奨するコンテンツは世の中にあふれていますが、同じ空間をともにし、インストラクターや受講者とともにメディテーションを実践し深めること、そしてお互いに想いを共有することで、その魅力がさらに深くなっていくと考えます。
マインドフルネスは、人間の原点にある大切なことを思い出させてくれる。だからこそ、価値観をともにする仲間と実感していただきたい。マインドフルネスを通して、一人でも多くの人に豊かな人生を送っていただきたいと、私たちは願っています。
創業者の想い
「人は何のために生きているんだろう?」子供ながらにそんなことを考えていました。小学生の教員として、保険会社の社員としてひたむきに働いている両親の後ろ姿を見て、誰かの幸せために一生懸命に尽くすことに生きる意味を感じていたのかもしれません。私は「人が心から幸せを感じて生きていける世の中を作りたい」という思いでMELONを立ち上げました。
15年前に私は外資系金融機関に新卒で入社しました。そこには資本主義のダイナミズム、優秀な社員同士の熾烈な競争、そして高い給与がありました。23歳の若者にとって、それはとても刺激と興奮に満ち溢れた世界といえます。いつしかさらに高みを目指したいという気持ちが芽生え、ヘッジファンドに転職。資本主義のど真ん中とも言える世界で、大きなお金を動かす仕事をすることに夢中になっていました。リーマンショックを乗り越え、結婚し、家庭ができ、昇進もしました。しかし安定した生活の中、どこかで空虚な気持ちを抱えていました。
そんなタイミングで3つの転機が訪れます。ひとつめは自身のうつ病。個人的な悩みで仕事が手につかない程、追い込まれていました。心療内科に相談すると軽度のうつ病とのこと。健康優良児だった自分にとってはショッキングな出来事でした。二つめは友人の自殺。つい最近まで仲良く飲んでいた優秀な営業マンのその友人は、重度のうつ病によりある日、自ら命を断ちました。三つめは世界的なポピュリズムの台頭。物質的・経済的な発展により世界の人々はより幸せになってきたと信じていた私にとって、世界中で顕在化する人々の不満を目の当たりにし、何かが間違っていると気づくきっかけとなりました。
このようなきっかけを経て、私は自らの人生を見つめ直すことになります。子供の頃に感じていた思い。「人は何のために生きているんだろう?」この問いについて改めて考えてみると、自らの人生を通して本当に成し遂げたいことがくっきりと浮かび上がってきました。それは人間が物質的な欲望を超えて、本当に充実した人生を送ることを手助けすることでした。個人的に継続してきたマインドフルネスをもっと多くの人が実践すれば、社会を変えるほどのインパクトがあるのではないか、私はそう思い立ちます。メディテーションを継続することで、まだ見ぬ将来や過ぎ去った過去に囚われず、今この瞬間に自らが満たされることができます。科学的に明確に効果が認められているマインドフルネスを、日本に、世界に広げていきたい。そのための場を提供すること、それがMELONに込められた思いです。
株式会社Melon 代表取締役 橋本 大佑