株式会社Melonとmammaria tsukiji(聖路加国際病院パートナーズクリニック)が共同研究を開始。乳がん患者に対するマインドフルネスの効果を検証。
MELONは、mammaria tsukiji(聖路加国際病院パートナーズクリニック)と共同で、2024年3月よりオンラインマインドフルネスの効果に関する臨床研究を行うことを発表します。
研究にご協力頂くのはmammaria tsukijiにて乳がんの手術後、無再発経過観察中の患者様(希望者のみ)で、最大100名の方を対象として行います。
この研究を通し、マインドフルネスががん患者のストレスケアにおいても効果を発揮するという明確なエビデンスを改めて示したいと考えております。
研究概要
MELONはmammaria tsukiji(聖路加国際病院パートナーズクリニック)と共同で、MELONのマインドフルネスプログラムの効果を検証する研究を行います。
対象者はMELONが提供するマインドフルネスのクラス(オンライン)に8週間参加し、観察期間を含めた16週間の期間内で取得する、うつや不安、マインドフルネスに関するアンケートを集計・評価します。
研究の背景
がんをはじめとした重大な病気に罹患すると、多くの方が「自分の未来はどうなってしまうのか、病気が本当に治るのか」といった一時的、または長期的な不安に苛まれてしまいます。厚生労働省が行った調査によると、がんを体験した人の悩みや負担の内訳は以下のグラフのようになっています。
引用:厚生労働省 e-ヘルスネット がんとこころ
2人に1人が「不安など心の問題」を負担として回答しており、がん患者におけるメンタルケアは急務であることが分かります。もちろん現在も精神科の医師や心理士などによる患者のサポートが行われていますが、この問題に対する新たな解決策として注目されているのが「マインドフルネス」です。マインドフルネスは科学的なエビデンスのある脳と心のトレーニング法で、「今この瞬間」に意識を向けることで不安やストレスを低減させる効果があることが研究により明らかになっています。
精神医療の分野においては、MBSR(マインドフルネスストレス低減法)などを用いた治療が導入されている医療機関も存在します。しかし、がん患者のストレスケアにはまだ広く活用されていないというのが現状です。
そこで今回MELONとmammaria tsukiji(聖路加国際病院パートナーズクリニック)が共同研究を行い、がん患者に対するマインドフルネスの効果を検証し、患者さんや医療機関に対して有効性を発信していきたいと考えています。
研究の流れ
以下の画像を参照ください。
mammaria tsukijiについて
mammaria tsukijiは乳がん検診、乳房になにか症状がある場合の診療、そして乳がん術後の患者さまのフォローアップを行う乳腺専門クリニックです。聖路加国際病院で乳がんの手術をされた患者さまのフォローアップを行うパートナーズクリニックという役割も担っていますが、それだけではなく、その他多くのがん診療連携拠点病院とも連携し、年間のべ1万3000人もの診療を行っています。“患者さまに寄り添う診療を行うこと”を診療理念としており、本研究を通して日々の診療、乳がん患者さまの想いを未来の医療へつなげていくことを目指しています。
代表者:尹 玲花
研究担当医師:松田 直子
所在地:東京都中央区築地3丁目7−2 築地スカイビル 3・5階
開設日:2017年4月
診療科目:乳腺外科
クリニックWebサイト:https://www.mammaria.jp/
株式会社Melonについて
株式会社Melonは、人・組織の心と感情の課題解決を支援するエモーショナル・マネジメント・カンパニーです。脳科学や心理学でエビデンスが認められたマインドフルネスを応用し、科学的なアプローチに基づいた心と感情のトレーニングプログラムを法人・個人のお客様に提供しています。
代表者:代表取締役 CEO 橋本 大佑
所在地:東京都港区南青山6-2-2 南青山ホームズ301
設立日:2019年4月
資本金:1億5,920万円
事業内容:マインドフルネスのオンラインサービス「MELONオンライン」、マインドフルネスの法人研修サービスサイト:https://www.the-melon.com
【本件に関する報道関係者からのお問合せ先】
株式会社Melon 広報部 信楽
Mail : info@the-melon.com
Tel : 03-4400-1230