コロナ禍によるテレワーク導入等の就業環境の変化に伴い、従業員の不安やストレスの増大といったメンタルヘルスに課題を抱えていた外資系大手コンサルティング企業へマインドフルネスプログラムを導入し、「不安に対する感情調整力が33.9％改善」「職場コミュニケーションも15.6％活性化」した事例をご紹介します。

サマリー

従業員の就労環境の変化による不安やストレスの増大

新型コロナウイルスの感染拡大によってテレワークの導入等、就労環境が大きく変化しました。そのような状況で、従業員のコミュニケーションが円滑に行えない状況になり、不安な感情やストレスが増大することによる生産性の低下や集中力の欠如等、様々な懸念が生じていました。

不安やストレスの解消を目指す

そこで、従業員の不安やストレスを解消できるプログラムとして、自身や相手の感情に対する向き合い方・受け止め方を理論的に学べるだけでなく、参加者の日々の実践に対するサポート体制もあるMELONのマインドフルネスプログラムを導入するに至りました。

感情調整力、ストレス耐性が大幅に向上！コミュニケーションも活性化

参加者の71.9%が効果を実感、87.1％が「今後も継続的に実践したい」と回答

大半の参加者（71.9%）がマインドフルネスによる効果を実感。特に「感情調整力の向上」、「ストレスに対する回復力の向上」、「他人を思いやる慈愛心・チームワークの向上」、「自己認識への変化」を実感する方が多い結果になりました。

また、多くの方（87.1％）が今後も継続してマインドフルネスを実践していきたいと回答いただきました。

不安や落ち込みに対する感情調整力が33.9%改善

「1日の中で、どのくらい不安になったり落ち込んだりすることがありますか？」という質問に対し、プログラム実施後の効果測定では33.9%の改善が見られました。

ストレス耐性が22.7％改善

「職場での人間関係に対するストレスを10段階で評価すると、どのくらいですか？」という質問に対し、プログラム実施後の効果測定では22.7％の改善が見られました。

職場のコミュニケーション円滑性が15.6％向上

「職場でのコミュニケーションは円滑に行えていますか？」という質問に対し、プログラム実施後の効果測定では15.6％の改善が見られました。

Net Promoter Score（NPS）の測定結果も18.8ptと非常に高評価

今回のマインドフルネス・プログラムについて、参加者の総合的な満足度は10点満点中8.4、さらに、顧客ロイヤルティを測る指標の一つであるNet Promoter Score（NPS）の測定結果も18.8pt※と、非常に高い評価をいただきました。

※:「推奨者の割合」−「批判者の割合」より算出(-100～+100) 参考:NPSランキングトップ企業2019 第1位のANAは-6.6pt

導入イメージ・流れ

研修プログラム導入までの流れ

プログラム導入にあたり、現状の課題や期待している効果等をすり合わせたうえで、実施内容を決定しました。感染症が拡大している時期であったことから、オンライン形式で実施することにしました。

実施状況

・導入企業 : 外資系大手企業
・業種：コンサルティング業
・開催場所 : オンライン
・参加者数 : 85名

プログラム内容

・プログラム期間中（2ヶ月間）、1時間の研修セッションを隔週で4回実施。
・各研修セッションの構成は、前半はインプット中心の座学、後半はインストラクターによる実践形式。
・プログラム期間中、マインドフルネスのオンラインサービス「MELONオンライン」を全レッスン無制限で日常生活でのセルフケア、実践練習として受講。
・プログラム開始前、プログラム実施中（1ヶ月経過後）、プログラム実施後（2ヶ月経過後）の計3回、マインドフルネスに関する効果測定を実施。

プログラム参加者の感想・コメント

マインドフルネス・プログラムの効果について、具体的なコメントを抜粋してご紹介します。

「感情のコントロールができるようになったと思います。それに伴い、ストレス回復力も以前より向上しました」

「自分の感情に対して一歩引いて見ることができるようになった気がします」

「セルフコンパッションを意識して、自分にＯＫを出せるようになりました」

「一日の中で自分の気持ちを落ち着かせる(自問自答する)時間を作ることによって、相手に寄り添うことができました。相手の話を聞く事によって、受け入れることができました」

「焦りを感じたときに落ち着けるようになりました」

「落ち着き、集中力が高まりました」

「マインドフルネスを行うと頭と体がリフレッシュし、１日おだやかに、快適に過ごすことができました。頭はすっきりとし、背中や肩、胸のあたりは軽くなったような心地よさを感じました」

「マインドフルネスという言葉はあまり知りませんでしたが、日ごろからヨガや瞑想はおこなっていました。今回の研修で日々、無意識におこなっていたヨガや瞑想が、自分にとって大きな意味をもっていたんだと、気づくことができました。知識として改めて認識でき、とてもよい機会でした。」

MELONのマインドフルネスプログラムで組織と人は変わる

MELONが提供するプログラムは、「レジリエンス・メンタルヘルス」から「コミュニケーション能力」「イノベーション・創造性」「マネジメント力」「エンゲージメント」まで幅広いテーマと階層向けに特化した研修プログラムと従業員数に応じた、利用人数および回数制限無しの月額定額ストレスケアサービス「MELONオンライン法人定額プラン」をご用意しております。

幅広いテーマと階層向けに特化した研修プログラム

お客様とのヒアリングをもとに内容をカスタマイズし、定着化・習慣化、効果の可視化まで徹底的にサポートします。

国内において金融、IT、コンサルティング、総合商社、メーカー、消費者サービス、スポーツチーム、医療機関など様々な業界で導入していただいています。

弊社の特徴としては、研修のみではなく、研修形式でのマインドフルネスの理解や実践スキルの習得をサポートするとともに、マインドフルネスを日常の中で定着化・習慣化するための実践・練習の環境（MELONオンライン）を提供することで、結果にコミットします。

ストレスケアサービス「MELONオンライン」法人定額プラン

医療機関にて復職リワークプログラムとして提供してきたノウハウを活かし、月額定額で従業員の方のストレスケアを行い、高ストレス者の対策、要注意者のメンタルケア予防、プレゼンティーイズムの改善に寄与します。（早稲田大学との研究で効果を実証）

企業の中では高ストレス者に産業医やカウンセリングを紹介する対処療法的な対策が主となっていますが、産業医やカウンセリングが有効に活用されていないのが現状です。

そこで、MELONのプログラムをご提供することで、月額定額の低価格で確実に従業員の方のストレスをケアし、高ストレス者、休職を余儀なくされてしまう方の予防から改善まで対応することができます。