【日本生命保険相互会社様 導入事例】受講者の87%がマインドフルネスを取り入れたいと回答!〜若手のストレスを低減し、パフォーマンス向上へ〜
日本生命保険相互会社は、1889年創立の生命保険会社で、「誰もが、ずっと、安心して暮らせる社会」を目指して、サステナビリティ経営を推進されています。全国に支社等108、営業部1,466等の事業所があり、68,072名の従業員が働いておられます。
※同社ホームページ及び統合報告書より引用。数値は2024年3月末時点。社内では「ニッセイ職員版Well-beingの向上・健康寿命の延伸」を掲げて健康経営に取り組み、同時に「ニッセイ健康増進コンサルティングサービス(Wellness-Star☆)」などの取り組みを通じて、健康経営の支援にも注力しています。
今回はMELONのプログラムをご導入いただいた背景、そして受講者の皆さんからいただいた感想などを、人材開発部の西様・津田様・下田様に伺いました。
■導入前の課題
- 業務を効率化するにあたり、集中力の向上が求められている
- 一方で、メンタル面のセルフマネジメントについては、本部からの情報提供が行き届いていない層がいる状況
■導入のきっかけ
- 全社的なマインドフルネスの導入を機に、入社7年目までの若手層の研修にも導入
全社的なマインドフルネスの導入は、こちらの記事でご紹介しています。
■導入後の効果
- 研修後「今後もマインドフルネスを取り入れたい」と回答した割合は87%
■今後の展開
- マインドフルネスの普及を推進し、セルフマネジメントが当たり前の状態を目指す
若手のパフォーマンス向上を目指し、成長・活躍に必要な能力を伸ばすフォローを実施
ーー日本生命様における若手育成の方針について教えていただけますでしょうか?
津田様:日本生命では「ビジネスプロフェッショナル」として成長・活躍するために必要な能力を「知識・スキル」と「コンピテンシー」の2つに分類しています。
若手職員に向けては、上位職を目指すにあたり必要な知識やスキルを定め、入社してから数年の間に身につけるということを目的にしています。
コンピテンシーについては、業務処理能力【知】・対人関係能力【情】・人的能力【意】という人物特性が3つ、プラスで管理特性として【管理能力】に基づき16個のコンピテンシー項目を設定しています。日常の業務遂行において各コンピテンシーを意識することを研修等で繰り返し伝えています。
ーーマインドフルネス研修実施の背景やきっかけを教えてください。
西様:今回の研修は全国約100の支社に配属されている若手総合職・エリア総合職を対象としたものになっておりまして、140名程度が受講しました。限られた時間の中で最大のパフォーマンスを発揮するための方法や、キャリア構築に役立つようなコンテンツを提供することを研修の目的としています。
研修対象者の課題として、支社として限られた人数で回していく中でも業務効率を高めるために集中して働き、パフォーマンスを向上させることが求められるということがありました。本部としても、業務効率化に向けた色々なツールを提供していますが、メンタル面や感情のコントロール・セルフマネジメント方法の情報提供は手が回っていなかったので、今回はそこをフォローしたいと思いました。
マインドフルネス研修を実施させていただくきっかけとなったのは、全社的に行っているMELON様のマインドフルネス研修です。こちらについては、日本生命としての健康経営の取り組みの一環で、Well-beingの向上、健康寿命の延伸を目的にしております。
私自身も研修に参加してみたときに、ストレス低減、集中力の向上、気持ちが切り替えやすくなる、という効果を実感しました。まさしく先ほどお伝えしたパフォーマンス向上のための情報提供という意味で、今回の研修対象者に合致した内容だと思って取り入れた次第です。
講義×実践で、マインドフルネスの効果をしっかり実感
ーーMELONのマインドフルネス研修を受けた際の感想を教えていただきたいです。
西様:前にもマインドフルネスの研修は受けたことがあったのですが、効果の論理的な説明があった上で、実践をするという形式で受講したのは初めてでした。 どうして効果があるのかという背景面を知ることができ、とても納得感がありました。実践は10分間という短い時間でも頭がスッキリして、すごくよい内容だなと思いました。
津田様:私もマインドフルネスをしっかり実践したのは初めてでした。日常生活でマインドフルネスを学ぶ時間はなかなか作れないので、そういった場があることはありがたいなと思ったのと、やってみて本当にスッキリしたなというところは思っています。
下田様:普段自分の意識に集中する時間がいかに少ないのかというのを実感しました。研修の中でハッとさせられる場面もあったりして、とても勉強になりました。
「考え続けることが大事だと教わってきたが…」受講者のリアルな声
ーーマインドフルネス研修を受講された方の感想や、今回ご担当された皆様の感想などを教えていただきたいです。
西様:研修受講後にアンケートを取っておりまして、今後も取り入れていきたいといった前向きな回答をしてくれた方は87% となっております。取り入れないと思うと回答した人の中には「既に実践しているから」というような意見もあったので、皆さん比較的前向きに受けてもらえたのかなと思っています。実際に実践を10分、20分やっていただいたことで、日常に落とし込むイメージにもつながったのではないかと思いますね。
アンケートに記載していただいた感想
- 普段仕事のことが頭を巡るので、少しの時間だけでもあえて考えない時間を作れたのが良かった
- 瞑想を行うことで、日々の業務について考えることをストップする時間ができたので、リフレッシュして研修に臨めた
- 常に考え続けることが大事だと教わってきたので、考えない時間を作るという考え方が目からうろこだった
- パフォーマンス向上のためにこれまで意識してきたことは、睡眠の確保や軽い運動といったものだったが、今後は脳を休ませるっていうことも意識していこうと思った
- 短時間で自身のリセットを行うことができる手法を知ることができた
- 心を無にする時間を作れていなかったことに気づけた
- 何も考えないというよりも、感じることに集中するという感覚が新鮮だった
- 日常的に実施できそうだ
認知を拡大し、忙しい人にこそマインドフルネスを届けたい
ーー今後に向けた抱負や、会社として目指している方向性などを教えていただけますでしょうか?
西様:全社的にはWell-being向上のためにマインドフルネスの認知拡大を推し進めていくと認識しています。その中で我々若手育成サイドとしても、情報提供が必要な層に向けて個別研修の中でマインドフルネスを取り入れていく形がいいのかなと思っています。
下田様:プログラムの内容を研修の受講生に共有した際、「MELONのプログラムを楽しみにしている」という感想があったので、やはり一定ニーズがあるのかなと感じます。今後は、マインドフルネスの実践が社内で当たり前になるような状態を目指していきたいです。
ーー今回のプログラムを終えて、どのような人にマインドフルネスを実践してほしいと思いますか?
西様:忙しい人や、目の前の業務で視野が狭くなっている人ほど必要なのかなと思っています。今回の研修のアンケートの中で「取り入れないと思う」と回答した人は、その理由として「忙しいから」ということを挙げていたんですよね。
でもそういう人ほど、本当はリセットする時間を作らなきゃいけないんだろうなと思うんです。継続的に研修を実施して、認知度を上げていくということがその1つのサポートになるかなと思っています。
ーー本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
ストレスケアサービス「MELONオンライン」法人定額プラン
MELONのメンタルトレーニング・プログラムは、離職・休職予防と生産性向上を効率的に実現します。
離職の8割はストレスが原因と言われており、メンタルヘルスに不調をきたすと休職だけでなく離職のリスクも高まります。 メンタルヘルス不調は、集中力の低下やケアレスミスの増加、生産性にもマイナスの影響があることが東京大学の研究からも判明しています。
【法人定額プランの特徴】
- チーム人数、部署人数、社員数に応じた月額定額制/月額45,000円(税込49,500円)〜
- メンタルヘルスケア、生産性向上を同時に実現
- 大企業や病院にも導入される高い信頼性
- メンタルヘルス改善の結果にコミット
MELON法人向けプランの詳細についてはこちらをご覧ください。
これまでにMELONマインドフルネスを導入した企業様の事例
・【三井物産様インタビュー 】メンタルヘルスケアと業務効率向上の効果を実感。「心を落ち着かせる」がもたらすもの
・MELONが経済産業省にマインドフルネス研修を提供。マインドフルネス・プログラム「MELONオンライン」利用の前後で効果測定アンケートも実施